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  P & F completed

9月3本目 D-76(Stock) + 静止現像(24C 11min)







木村伊兵衛のマネして、D-76現像液で静止現像してみた。



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Pentax ME + Pancolar 50mm/F1.8 + Kodak T-Max400
フィルム:Kodak T-Max400(長巻)
現像:D-76(原液8本目 24℃ 静止現像11分 液投入後60秒攪拌以後静止 標準攪拌5分30秒の2倍)
停止:水(24℃ 45秒)
定着:Kodafix Solution(24℃ 8分 30秒毎攪拌)
QW + DW
EPSON GT-F600 1200dpi 16bit
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自家現像をするようになって、ロジナール現像液+静止現像という言葉
聞きましたが、何を目的にそんなことするのか、いまひとつ理解できてませんでした。

でもイヘイ先生が静止現像されていたと読んで、俄然興味が湧きました。

停止現像はアグファロジナール現像液でするものかと思ってましたが、イヘイ先生の
頃から試されている現像方法なら、現像液の種類はないはず。
むしろ、大昔からのスタンダード*コダックD-76現像液でイヘイ先生はされていた
かもしれません。

*今調べたら、ロジナールは1892年発売とのこと。
うーん、ロジナールとD-76、イヘイ先生は何を使っていたんだろ。

現像待ちフィルムと7本使い古したD-76現像液でいきなり実験。


真っ黒になるか真っ白になるか心配でしたが、標準現像時間の2倍で試した
だけで、あっさりフツウに現像できました。

2枚目以外は無補正。


停止現像の意味や効能はこちらでなんとなく理解。

ようは、疲労した現像液での現像を続けることで、ハイライトの現像進行を抑え
シャドーのみ進行させる。結果、白とびを防いで絵全体の露出を持ち上げ、
みかけ上シャープさ、解像感を増す、というのが効能でしょうか。


木村の写真が隅々までくっきりなのは、絞りやズミクロンの効果というより、
やっぱり停止現像の効能の方が大きな気がします。

今回の現像でホントに停止現像のエッジ効果がでているのかわかりませんが、
いつもの標準攪拌現像に比べて、ハイライト部分の伸びはありませんし、
絵全体が硬く締まった印象もある。

これから現像液や時間を組み合わせて試してみよう。

まあ、いろいろ細かい技、構図、機材が少しずつ組み合わさって、写真世界が
できていくのでありましょう。
by mizuki_2004 | 2011-10-01 23:47 | 東区