ASAHI OPT. Co POLARIZER
40年前のPLフィルターのようです。
丸栄の歳末中古カメラ市にて購入。
PLフィルターには寿命がある。とは知っていましたが、
フィルターはちゃんと薄黒いですし、
試写してみると多少かもしれませんが変化はあるようです。
元箱はありませんが、説明書と革のフィルターケース付です。
デッドストックの未使用かもしれません、
使えなくても、コレクションのひとつでいいや、と買ってみました。
いうてみると、長野松代の山中から、無傷の零戦が発見されたものでしょうか。
丸栄 歳末中古カメラ市 安藤クラシックカメラブースにて 500円
同梱の説明書。
フレクトゴンで、適当に撮っただけであります。
書類、文献の複写には寄れる広角は手放せません。
コピー機のない時代、この目的で相当ゴンは売れたかもしれません。
説明書、よく見てびっくり。
名古屋の電話の局番が2桁です!札幌に至ってはなんと1桁!
私が覚えた電話番号の局番は3桁の記憶しかありません。
昭和30年代末、東京五輪の頃の電話の普及率が伺えます。
説明書はクリックすると大きくなります。
説明書の撮影ではPLフィルターはつけてませんが、
文献接写で、天井からの照明の反射を抑える、ということは
全く出来ませんでした。理屈どおりなんですけど。
反射面に対して、かなり浅い角度での反射の写りこみしか
除去できないです。
☆ ☆ ☆
ここまで、コレクション的なレポでしたが、
PLフィルターとしてのレポです。
PLフィルター 使用前
使用後
コタツのネコ板のへの反射を消してみました。
みかんの反射も一部、消すことができています。
一方、真上からの光が当たっているコーヒー面上やみかんへの反射は
変化がありません。
40年以上前のものでも、冷暗所に保管してあれば、ちゃんと使えるようです。
PLフィルターの使用感ですが、露出倍数がかかって、
ファインダー面は一気に暗くなります。
撮影の度にPLフィルターの角度を調整する必要もあり、結構邪魔くさいです。
構図によっては、反射除去の効果が期待できない場合もあります。
ガラス正面からとった、自分の影の映りこみの除去はやっぱりできません。
木々を写してみましたが、効果はあるようです。
でも、ファインダーが見づらくて、私には、ピント合わせにくいんです。
常に無限遠で風景を撮る、という使い方では気にならないかもしれませんが、
スナップ的にとったり、寄ったり、中距離の風景で常にピント合わせをする、という私の今のスタイルでは、常時つける気になれません。
もともと1200円くらいのKenkoのPLフィルターを買うつもりでいましたが、
500円で試せたのは、安く済んでよかったです。
AE&AFカメラにはサーキュラーPLフィルターを、書いてありますが、
値段は結構違います。
普通のPLフィルターなら2000円まで買えますんで、
こちらで試してからのほうがいいかもしれません。
すべて by Pentax istDS2 + CZJ Flektogon 35mm/F2.4