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「臼井薫 冩眞の店」 とその時代

急に写真家のことが気になってネットで調べ始めたり、図書館で写真集を初めて借りるとかしたこの一ヶ月でした。
この1年の間で真集を開いたり、調べたりした写真家の方々です。

木村伊兵衛   1901年明治34年12月12日 -  1974年昭和49年5月31日
土門拳      1909年明治42年10月25日 -  1990年平成2年9月15日
名取洋之助   1910年明治43年 9月 3日  - 1962年昭和37年11月23日
桑原甲子雄   1913年大正2年12月9日   -  2007年平成19年12月10日)
飛騨野数右衛門1914年大正3年3月27日 2008年平成20年12月30日
臼井薫      1916年大正5年 
増山たづ子   1917年大正6年 -   2006年平成18年3月7日

このあたりでネタ元を仕入れました。
愛知県図書館
愛知芸術文化センター アートライブラリー
名古屋市立鶴舞図書館


土門組の6人
河又松次郎氏のポリオ写真館
「玉井瑞夫 木村 土門」で検索するといろいろでてきました。
写真史という分野もあったとは驚きました。



臼井薫先生がここ、北区上飯田に写真のお店を開かれたのは、
昭和22年に復員された後のことのようです。
昭和25年にはカメラブーム到来で大繁盛された由。

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お店の中を覗いてみたら、なにか読み物をされている臼井先生がみえました。
失礼ながら、ドア越しに1枚。満93歳のいまもお元気なご様子。
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木村や土門の時代も含めてお話を伺いたいものです。





「イガ栗、おてんば、ガキ大将」
「私の昭和写真史」
「街道」
県美術館の図書室から上の3冊借りてきました。
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左 昭和30年 「紙芝居」 港区築地 右 昭和30年 「街角」 北区平安通り 

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昭和29年 「大雨の後」 北区上飯田

北区カテゴリーの写真のどれかは、もしかしたら同じ場所かもしれません。





臼井薫先生のことを知ったのは90年か91年のこと。
たまたま通りかかったセントラルパーク地下街に作品が展示されてました。
終戦直後から昭和30年前半の北区東区守山区瀬戸多治見といった、ウチの
近所の写真が出ていました。

この写真集を欲しいと思いましたが、自費出版で1万以上するもの。
お店の前を通るたびにもう一度あの写真の数々をみたいと、
気になっていましたが、そこまで写真やカメラに興味があったわけでもないのでそれきりに。

木村伊兵衛の写真集を県図書に返しに行ったついでに何気なく
検索をかけると蔵書目録にあります。
始めて作品を拝見してから10数年ぶりに、なつかしい写真に触れることが
できました。

そもそも私が近所の日常の写真を撮り続けて記録したらおもしろかろう、と思ったのは
この臼井先生の作品群をみてからです。
こんなブログをやって写真を撮り続けようという根本的な出発点の写真です。


もっともフィルムでは現像代が高くて撮れず、デジカメでも画角をうまく使いこなせず。
この企みは何度か沙汰闇に。
こうやってデジイチで撮るようになるまで、かなり期間を費やすことになりました。


臼井先生の作品は昭和25年からの10年は土門月例シューレの優等生のひとりとして
社会的リアリズム写真を追求するために撮られたもの。
当時の撮影動機は、近所を撮っていずれ懐かしもうという
記録的なとは、どうもほど遠いもののようです。

でも先生もおっしゃるように結果的に終戦直後の、盛り場とか有名な場所ではない、
ごくありふれた市井の人々の飾らない日常の貴重な記録となっています。


臼井先生や木村伊兵衛をはじめとした写真集を手本に、
なんの変哲もない日々の様子を、何の変哲もなく掬いとれたら良いのですが。

厭きるとか、なにかアクセントをつけたくなるとか。
淡々と続けるというのが難しい。
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by mizuki_2004 | 2009-11-20 20:09 | 北区